この日のグループ活動は「からだを動かそう」でした。
もぐもぐでは2回目の味方体育館。
柔道場は裸足で活動でき、おまけに冷房完備なので、夏でも快適に利用できます。
この日も広い柔道場で思いっ切り体を動かして来ました。
もぐもぐの室内では動きのある活動に制限があるので、外部施設を利用した時は、少しでも子どもたちの成長に繋がるように、「コーディネーショントレーニング」を取り入れています。
「コーディネーショントレーニング」とは運動神経を向上させるためのトレーニング方法で、体の動きを調整する能力(コーディネーション能力)を高めることを目的としています。
具体的には、リズム感、バランス感覚、反応速度など、7つの能力を鍛えることで、運動の習得を早めたり、パフォーマンスを向上させたり、怪我の予防に繋がると言われています。(定位能力:空間における自分の位置を把握する能力、バランス能力:バランスを保つ能力、識別能力:運動の強さやタイミングを調整する能力、リズム感:動きをリズムに合わせて行う能力、反応能力:外部からの刺激に素早く反応する能力、連結能力:複数の動きをスムーズに連携させる能力、変換能力:状況に応じて動きを切り替える能力)
最初にこれまでの復習として、スキップ、カリオカ(背後のクロスステップ)、ひげダンス(ボックス)をやってみました。
今回が初めての子どもたちも、職員とお友だちの動きを見よう見まねで、一生懸命に体を動かしていました。
できるできないよりも、やってみるというチャレンジ精神が大切です。
続いて、リングステップ(赤は右足、青は左足、黄は両足でステップ)、ハンド&フットゲーム(右手足と左手足を指示された場所に正確に置きながら前進するというトレーニング)、バランストレーニングの3コーナーを設けて、子どもたちからそれぞれチャレンジしたいトレーニングを選んで挑戦してもらいました。
「簡単!」という子もいれば、「むすかしい!」という子も。
それでもチャレンジ精神は人並み以上。
運動神経に個人差はありますが、できなかったことが一つでもできるようになると嬉しいものですね。
3コースをお好みで回りながら、15分間、チャレンジし続けた子どもたちでした。
途中途中で5分間休憩と適度な水分補給を挟みながら、次は2チームに分かれての紙コップタワーリレー。
コーンの間をジグザグに走り、紙コップを1個ずつ運んで、4個積み上げたチームの勝利というルールで行いました。
紙コップを4個積み上げるためには、バランス力、集中力、丁寧さなど、いろんな要素が求められます。
ジグザクに走って息が乱れた状態で、紙コップを重ねる作業は、大人でも結構難しいものです。
案の定、最初はうまく積み上げられなかった子どもたちでしたが、何度も失敗しながら徐々にコツをつかみ始め、それぞれのチームが1回ずつ、見事に成功させることができました。
自信をつけた子どもたちは、なんと職員に挑戦状を叩きつけてきました。
そこで子どもチーム対職員チームで対戦すると、職員の奮闘空しく、なんと子どもチームが最速で4個積み上げての圧勝!
子どもたちの成長力には日々驚かされ続けています。
最後に定番の鬼ごっこを楽しんで、約1時間半、思いっきり体を動かした子どもたちでした。